ドッグフードに使われる穀物の種類
現在、市販のドッグフードにもっとも多く利用されている穀物は「小麦」です。
一見何の問題も無いように思えますが、穀物の割合が多いほど、ワンちゃんにとっては消化が難しくなります。
中には消化酵素を体内に持っていないために、アレルギーを起こしてしまうワンちゃんもいるほどです。
小麦が利用されている理由
小麦がドッグフードに利用されているのは、単純に原材料にかかる価格を抑えるため。
いわゆる「グレインフリー」と呼ばれる、小麦などの穀物を一切添加していないフードは価格が高く、原材料にもかなりのお金がかかっています。
そこに少しでも小麦を使うことで、製品自体の価格をぐっと抑えることができるというわけですね。
もちろん小麦にも多少の栄養価があるので、少量であれば配合されていても問題はありません。
ただし、敏感な体質のワンちゃんにとってはアレルゲンになりやすい危険な原料であることは間違いがないので、心配な場合はグレインフリーの安全なフードを食べさせてあげましょう。
穀物を使わないフードとは
「グレインフリー」のドッグフードには、鶏肉や七面鳥、白身魚、鮭(サーモン)が含まれているものが多いです。
肉や魚だけだと脂質が多くなってしまうので、野菜類や果物などをつなぎとして使っているフードもあります。
まれに肉や魚がアレルゲンになる場合もありますが、その場合は「アレルゲンフリー」のドッグフードを与えなければなりません。
人が食べても問題のない安全な原材料だけを使った「オリジン」のようなブランドもありますから、手作り食が難しくても、原材料にこだわってあげればワンちゃんにとっても安心ですね。
ワンちゃんの健康をサポートするグレインフリーのフードは、アレルギーの原因となる小麦を取り除いた安心・安全なドッグフードです。
欧米ではグレインフリーのフードが一般的であり、さまざまなメーカーがグレインフリーフードを販売しています。
愛犬の体重や体質、年齢、さらには味の好みなどに合わせて、最適な製品を探してみてください。