ウェットタイプのドッグフードの注意点
缶詰やパウチに入ったウェットフードは、ワンちゃんの好物の一つ。
なぜなら、ウェットフードは咀嚼が楽で、しかも濃いめに味付けがされているので、満足感があるからです。
ウェットフード使用上の注意点
歯が一部欠け(抜け)ていたり、体質や年齢によって食が細いワンちゃんでも、ウェットフードは良く食べてくれます。
しかしウェットフードには栄養素が満足に配合されていないものも多く、どれだけ肉や魚が使われているかという問題があります。
内容量の割に水分量が多いフードは、ごくわずかの肉や魚しか摂れないため、いくら味付けが良くてもワンちゃんにとっては満足できません。
私たち人間に置き換えると、「ほとんど水の缶詰やお粥」を想像すると分かりやすいのではないでしょうか。
一口にウェットフードといっても、水分が多すぎず、きちんと肉や魚が摂れるものを選ぶ必要があります。
まずはいくつかのウェットフードを購入して、中身を空けながら水分量をチェックし、アミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養素がきちんと配合されているか確認してみてください。
ウェットフードは味付けが濃いめなので、ワンちゃんによってはドライフードを一切受け付けなくなる場合があります。
醤油やソースをたくさんかける人と同じで、一度濃い味付けを気に入ってしまうと、薄味の食べ物が美味しく感じられなくなってしまうのです。
好き嫌いを防ぐには、ウェットフードとドライフードを交互に与えるか、ドライフードを7割程度、ウェットフードを3割程度に加減して与えるなど、配分に注意してみてください。
ウェットフードはおかず
缶詰と同じで、ウェットフードはあくまでも「おかず」。
ワンちゃんの栄養を補助したり、力を付けさせてあげるためのアイテムと考えましょう。
主食をドライフード、おかずをウェットフードと考えて与えると、ワンちゃんの好き嫌いもなくなり、バランス良く栄養が摂れるかと思います。
ワンちゃんの楽しみのうち、「食事」は大きな割合を占める部分です。
上手にウェットフードを活用して、楽しく美味しい食事をサポートしてあげましょう。
また、手作りのドッグフードを与えるのも安心ですね。