ドッグフードにヨーグルトをプラス
ワンちゃんの健康を第一に考えるなら、毎日の食事は既製品のドックフード以外に「手作り食」もプラスしてあげると良いでしょう。
ドッグフードの補助的食品としておすすめなのが、手作りのヨーグルトです。
犬とヨーグルトの関係
ヨーグルトは人間の食べ物で、一見犬とは関係のないものに思えるかもしれませんが、豊富な乳酸菌が含まれているため、整腸作用や腸内環境の改善効果が期待できます。
意外にも犬は乳製品を好んで口にしますし、猫とは違い好き嫌いが多くないので、無糖タイプでも加糖タイプでも、与えたものが食べられると判断すればすぐに口にしてくれます。
実際に、ドッグフードにヨーグルトをトッピングして与えている飼い主さんも少なくありません。
犬は元々は野生動物で、捕えた獲物の血肉から豊富な栄養素を吸収していました。
乳酸菌もその一つで、獲物の臓器に含まれる乳酸菌が、捕食することで犬の体内へと吸収され、定着していたのです。
しかし月日を経て犬は人間と一緒に生活するようになり、穀物中心のドライフードが主食になったおかげで、乳酸菌を獲物から摂ることは困難になりました。
乳酸菌が摂れなくなると、人間と同じように便秘になったり、排便が困難になるといったトラブルのリスクも高めてしまいます。
ヨーグルトの与え方のポイント
ワンちゃんにヨーグルトを与える際は、無糖タイプ、かつ無脂肪タイプのものを選びましょう。
カリカリの上にまんべんなくかけて与えたり、手作り食に混ぜ込んだり、ヨーグルト単品で与える方法など、どんな形でもOKです。
ただし加糖タイプやフルーツ入りのものは、ワンちゃんにとっておやつと同じなので、与えれば与えるほど食べますし、クセになる可能性があるのでおすすめはできません。
また、人間と同じでヨーグルトを食べ過ぎるとお腹が緩くなったり、胃腸の調子が乱れる場合があるので、与える量はスプーン1杯程度にするのが望ましいといえます。
ドッグフードの栄養を考えるうえで盲点になりやすい乳酸菌も、ヨーグルトなら簡単に補給させてあげられます。
「ヨーグルトがかかっているとワンちゃんの食いつきが良くなる」という声もありますから、ぜひ一度試してみてくださいね。
ただ、乳製品にアレルギーがあるワンちゃんもいますので、まずアレルギーの有無を確かめたうえで与えるようにしてください。